長芋と山芋の違い!山芋の種類は?

いろいろな山芋

 

 

山芋は何か総称のような扱いがされているような感じがしますね。最後にその他の山芋を説明しておきます。

 

 

イチョウイモ(いちょう芋)はヤマノイモ科ヤマノイモ属に属する中国原産のツル性多年草です。しかしこれを関東地方ではヤマトイモ(大和芋)と呼ぶことがあります。関西地方では他にも、芋の形状が塊形、丸形の「つくね芋」もヤマトイモと呼んでいるようです。

 

 

「つくね芋」はヤマノイモ科ヤマノイモ属の中国原産のツル性多年草で、春(4~5月頃)に種芋を植え付け、晩秋になって地上部が枯れた頃に、地中で肥大している芋部分を掘りあげて収穫します。芋部分の形状は主に塊形や丸形で、長芋よりも芋の水分は少なく、粘り気は強くなっています。品種としては、伊勢芋、加賀丸芋、丹波ヤマノイモなどがあります。

 

 

自然薯(じねんじょ)も有名な名称です。自然薯は日本原産のヤマノイモ科ヤマノイモ属のツル性多年草です。春に種芋を植え付け、地上部が枯れた晩秋の時期に、肥大した芋を地中から掘り出して収穫します。芋は長く伸び、特に長くなるものなら約100cmにもなります。これも粘り気が長芋より強くなっています。

 

 

短形自然薯もあり、長さは30cm程度なので、家庭菜園ならこちらがお勧めになるでしょう。このように、一口に「山芋」と言っても、いろいろな種類があります。それぞれの特性を理解すれば、食卓でも最適な料理にすることができると思います。