長芋と山芋の違い!山芋の種類は?

長芋と山芋

 

 

順番が前後してしまいましたが、とりあえず「ヤマイモ類」の特徴を先に説明させてもらいました。

 

 

さて、長芋と山芋、実際にどちらかあまり知らずに食べていませんか?結構あるかと思います。山芋は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属ヤマイモに分類される地下に芋をもつ作物の総称となります。正式名称は「ヤマノイモ」で、山で自生する「自然薯のことなどを指します。山の芋、自然薯、銀杏芋、大和芋、つくね芋など、地方によって呼び名が変わります。

 

 

長芋は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属ナガイモに分類され、中国原産といわれている外来種です。長さは50~80cmもあり、直径は4~6cm、長い形状の野菜です。従って店頭では20~30cmにカットされていることが殆どです。

 

 

山芋はネバネバが強いのですが、長芋は水っぽくて粘りが少ないのです。従って、箸ですくったときに山芋のように一緒に持ち上がらずにボタッと落ちてしまいます。そこで、サクサクした食感が楽しめるよう、刻んで和え物、酢の物、サラダなどにするのがお勧めとなります。とろろにしてもOKです。

 

 

味についてですが、山芋は風味が強く、旨みが凝縮しており粘り気が強くなっています。長芋の方は水分が多く含まれ、粘り気が少なくあっさりしています。

 

 

最も大きな違いは価格かもしれません。同じ重さで比べると、山芋の値段は長芋の4倍~5倍ほどにもなります。天然物の自然薯はなかなか買えません。ちなみに、長芋をすりおろしたものを、正式にはとろろ芋とは呼ばないようです。